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こってり馬見堂〜馬体写真でクラシック予想〜

馬体写真と過去パドック映像で相馬眼を鍛え、POG期間の中央競馬重賞予想をしています

【桜花賞馬体診断】ソウルスターリングを抑え満点評価は……


・ソウルスターリング 98
仕上げは完璧で圧巻の一言。しかしチューリップ賞の時より気持ち胴が横に伸びているように映りました。すなわち、この中間で馬体に『欧州色』が増しており、今回のハイレベルなメンバーで横一列に比較すると『最も桜花賞を勝つ可能性が高い馬』、というジャッジはできませんでした。そこを加味してのマイナス2点です。
実力は言わずもがななので、粗を探すのも非常におっかないのですが。

 

・カラクレナイ 90
毛艶が良くなったぶん前走以上に力強く見せます。細かいことを言えば後ろの菅が短めなのと、立ち方にやや緊張感が欠けるのが難点ですが、例年ならもっと高い点数をつけていたかもしれません。
今回は倒さなくてはいけない相手があまりに強大なのでこの点数に留めました。

 

・アドマイヤミヤビ 100
阪神1600mのG1という観点で比べた時、パーフェクトなのはこの馬だと思います。サンデー系らしい脚長なシルエットと、BMS由来であろう強大なトモ。外回りに変わってから仁川の桜吹雪を従えてきたのは、まさしくこういうシルエットの女傑たちでした。
精神面では、前肢と後肢の隙間を狭めた立ち方をしており、すぐにどこにでも飛んで行ってしまいそうな警戒心が見て取れます。これは危うさも孕んでいますが、逆に言えばこの佇まいがサンデーならではの『ビュッ』とした脚の証明であり、一瞬の斬れ味が勝負の分かれ目になるとしたらこちらにアドバンテージがあるように感じます。

 

・ライジングリーズン 80
首の根元の締まり具合や顔の大きさから未熟な印象を受けますが、悪い馬だとは思いません。この点数になるのはやはり今年のレベルの高さ故。世紀の一戦に名を連ねるのにふさわしい一頭です。

 

・ミスエルテ 85
トモ高で筋肉質。太くて短めの繋。マイルはこなせると思いますが、『こなせる』レベルでは今回ちょっと足りないような気がします。

 

・リスグラシュー 86
馬体は研ぎ澄まされていて好仕上がり。でもどこか頼りなさが拭えないのは首さしがかなり細いせいでしょう。この部分にいい意味での重厚感が加われば、1歳の頃の迫力が戻ってくると思うのですが。
この馬も立ち方から神経質そうな印象で、気持ちがグッとハマれば一発の可能性は感じます。

 

・レーヌミノル 84
前走時の筋肉質な印象が和らぎ、マイルでもいけそうな柔らかさが出てきました。しかし馬の本質はそうそう短期間に変わらないはずで、伸びがあると捉えるより多かれ少なかれ緩んだ、と推測する方が個人的にはしっくりきます。

 

・ジューヌエコール 95
もともとこの馬に対する評価は高かったのですが、近走はどことなく見た目が冴えない印象でした。しかし今回ははっきり良い。毛艶もハリ感も申し分なし。穴なら、という問いには迷わずこの馬を選びたいところ。

 

・ヴゼットジョリー 85
この馬も首さしの細さが幼い印象を与えます。さらに胴伸びがもう一つ出てこない点で、リスグラシューからマイナス1点としました。

 

・アエロリット 80
首から先が重い作りで、芦毛のせいもあると思いますがあまりメリハリを感じず。完成度でどこまで、という印象です。

 

・ミスパンテール 86
前走評価した馬でシルエットは良いと思うのですが、今回は立ち方に不安を感じます。アドマイヤミヤビとは逆に前後の脚をかなり開いて立っていますが、この体勢から駆け出しても馬はトップスピードに乗るまで大きくタイムラグを要する。つまり非常にリラックスしている状態で、G1前週にしてはいささか緊張に欠ける立居振舞です。でなくとも斬れ味勝負には分が悪い血統でしょうし、もう少しピリッとした雰囲気がないと強く推奨はし辛いです。

・ゴールドケープ 80
着順的には前走で評価を間違った馬ですが、今回も所感を変える要素は見いだせませんでした。今後良くなる馬とは思っているので、ここでも好走できたとしたら相当なポテンシャル、ということでしょう。

 

☆まとめ
100 アドマイヤミヤビ
98 ソウルスターリング
95 ジューヌエコール
90 カラクレナイ
86 リスグラシュー、ミスパンテール

馬体から適性を読み解く、というコンテクストならばソウルスターリングよりもアドマイヤミヤビを上に取らざるを得ません。ちなみにもしファンディーナが出ていたらミヤビを99にして迷わず本命を打っていたかと。
そうは言っても、ソウルに勝ち目なしとは全く思っておらず(ファンディーナがいたとしても)、展開のあやと乗り方次第では出し抜いて抜かせず、という結末もあるでしょう。

総合的に考えると上位2頭のアトサキに拘るより、ジューヌエコールによるヒモ荒れを期待した方がよほど馬券は組み立てやすいかな、という気もしています。

どうあれ今年の桜花賞は心の底から楽しみ。どんな名勝負が繰り広げられるのか、今から興奮が抑えきれません。